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春のサロンが開催されました。

  • 執筆者の写真: PC研
    PC研
  • 4月24日
  • 読了時間: 2分

2026年の春のサロンは一般財団法人沖縄美ら島財団の幸喜淳(こうきあつし)氏を講師にお迎えして「首里城正殿の再建について」という演題で講演いただきました。

2019年の消失の悲劇を乗り越え、今秋に予定される正殿完成を機としてますます期待が高まる首里城再建プロジェクト。講師の幸喜氏はそのなかでもひときわ象徴的な「首里城の赤」の本質的再現に尽力され、当会としても色味の再現に留まらないエピソードを聴かせていただけることを期待しておりました。

講演は所属される財団の使命から、過去の再建との環境の違いや新たな工事推進体制の工夫点など、再建プロジェクト自体を大きく俯瞰して下さることに始まり、そもそもの城の歴史、尚(しょう)王家に伝わる資料の解析と、次第に深みに導いて下さる展開。建築に関しても、当地ならではの意匠や装飾、それを現代に蘇らせるための努力や工夫などを紹介下さいました。

我々が「首里城の赤」と呼ぶ色は実は3色(朱/赤土/弁柄)の巧みな組み合わせにより創出されているとのこと。なかでも王家文書に残る「久志間切弁柄(くしまぎりべんがら)」の再現にはご苦労されたらしく、岡山の研究者との協働を含めて現代ならではの叡知を注いだ力作と拝見できました。色はその土地に根ざしたものである一方、そこに込められた人知は土地を超えて交流できるという意味で、当会が目指す「色がいざなう交流」を実践されていることに感じ入る機会となりました。

オンラインイベントながら多くの聴講者にも恵まれました。ご参加のみなさま、ありがとうございました。

(理事 弥中敏和)

 
 
 

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