2021年秋のサロンは、「自動車のカラートレンド2021 – コロナショックと自動車の色彩」と題し、当研究会 代表理事である、色彩生活コーポレーション株式会社の柏尾浩一郎氏が講師を務めました。本タイトルのサロンは、世界大規模自動車ショーのひとつである「東京モーターショー」の開催に合わせ行う、2013年からの当研究会ルーティン企画でもあります。
2021年の「東京モーターショー」は、長引くコロナ禍の影響により史上初の中止となりましたが、柏尾氏が独自取材で蓄積してきた豊富な撮影フォトや資料を拝見しながら、自動車のカラートレンド 50年の変遷や、コロナ禍で変わりゆく国内外のトレンドについてもお話しいただくなど、ショーの中止を感じさせない盛りだくさんの内容でした。
最新のトピックスとして興味深かったのは、おとなり韓国のクルマ事情。売れ筋のボディタイプも、首都ソウルの街を走る自動車のボディカラーの傾向も日本とは趣が異なります。日本車とは違うオリジナリティがあり、どこか先進性も感じさせるデザインが魅力的な韓国車は、既に欧米では人気を博しているとのこと。今後は日本にも再進出の予定とのことです。
七夕総会に引続きオンライン開催となった今回のサロンですが、遠くは沖縄からもご参加いただくなど、今後のPC研の活動の広がりを期待させる会となりました。
同タイトルのサロンは、次回2年後の開催を予定しています。コロナ禍を経て、国内外のクルマ事情がどのように変化しているのか、楽しみです。 (松崎)
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